水回り

注文住宅のキッチン選び!「使いやすさ最優先」のレイアウトと後悔しないオプション

「見た目10割」で選ぶと地獄を見る。キッチンの使いやすさを決める冷徹な現実

総社市で新築注文住宅の打ち合わせが進むと、一番ワクワクするのがキッチン選びですよね。ショールームに行くと、キラキラ輝く天板や洗練されたシルエット、最新の自動洗浄機能など、物欲を刺激するモデルがこれでもかと並んでいます。「まるで高級家具みたい!」と感動して、一番見栄えの良い仕様を予算の許す限り詰め込みたくなってしまいます。

でも、ここでちょっとだけ冷静になってみてください。キッチンは眺めて楽しむアートではなく、毎日包丁を握って、油を飛ばして、生ゴミと格闘する「リアルな戦場」です。「インスタで見たアイランド型が素敵だから」「なんとなく標準仕様だから」という理由だけで選んでしまうと、いざ毎日の生活が始まった瞬間に、信じられないほどの使いにくさにガッカリすることになります。

キッチンの本当の心地よさは、調理中の無駄な一歩を削ぎ落とし、調理後の片付けを一瞬で終わらせる「圧倒的な実用性」の上にしか成り立ちません。今回は、目先のブームに振り回されず、毎日の料理が劇的にラクになる「使いやすさ最優先」のレイアウトと、後悔しない本物のオプション選びについて、私の実体験を交えながらお話ししますね。

ショールームの魔法が解けた日。調理動線とオプションの罠に泣いた私のリアル

料理が大好きだった私は、新居の注文住宅で「絶対に妥協したくない!」と、作業スペースが広々と確保できる憧れのL字型キッチンを選択しました。コンロとシンクが直角に配置され、海外の映画に出てくるような広大な天板を手に入れて、最初は最高に満たされた気分だったんです。

ところが、実際の新生活が始まると、その広さこそが毎日のストレスになってしまいました。シンクで洗った野菜をまな板で切り、それをコンロの鍋に入れるという一連の動作をするたびに、体の向きを90度変えて、広い天板の間をせかせかと歩き回らなければならなかったからです。さらに、L字のコーナー部分は奥行きが深すぎて手が届きにくく、結局はただの「使わない物置き場」としてデッドスペースになってしまいました。

調理が進むにつれて、キッチン内を右往左往する動きはまるで慌ただしいステップのよう。気がつけば、夕食を作り終える頃には足がパンパンになり、冷や汗を流すほどの疲労感が残る毎日でした。作業面を広くすることばかりを優先して、自分の歩幅や手の届く範囲という、日々の時間の流れを完全に無視していたなと激しく後悔しました。

また、私の大切な友人は、収納力と使いやすさを両立させようと、キッチンの吊戸棚にボタン一つで棚が目の前まで降りてくる「電動昇降ラック」を大奮発して導入しました。ショールームで実演を見たときは、「これなら高い場所の収納も無駄なく使えて素晴らしい!」と大興奮で、約15万円の追加費用を払って予算の器に組み込んだそうです。

しかし、入居して3ヶ月も経つと、そのボタンを押す数秒の時間がだんだんと億劫になっていきました。お味噌汁の椀を取り出すだけなのに、ウィーーーンと棚が降りてくるのをじっと待っている時間が、忙しい朝のタイムラインにおいて耐えがたい不条理となったのです。さらに、電動パーツの厚みのせいで、実際の収納量は普通の棚よりもかなり狭くなっていました。出し入れが面倒になったその棚には、今では年に1回しか使わない重い土鍋が押し込まれたまま。毎日の家事のスピード感を無視したギミックを導入するくらいなら、毎日触れるワークトップの素材をワンランク上げればよかったと、彼女は後悔の泥沼の中でため息をついています。

なぜキッチンの使いやすさは失敗するのか?図面とスペックに潜む3つの盲点

なぜ、これほどまでに熱心に選んだキッチンで失敗が起きてしまうのでしょうか。そこには、建築会社がわざわざ教えてくれない構造的な盲点が存在します。

1. コンロ・シンク・冷蔵庫の距離が長すぎる罠

  • 使いやすいキッチンの絶対法則は、「シンク」「コンロ」「冷蔵庫」の3点を結ぶ三角形の距離が、適切な歩数に収まっていることです。
  • 贅沢にキッチンの幅を広げすぎたり、冷蔵庫を使い勝手の悪い奥の壁際に押し込んでしまうことで、このバランスが崩れて無駄な移動が劇的に増えてしまいます。

2. 身長と「天板の高さ」のミスマッチ

  • 標準仕様の高さ(一般的に85cm)をそのまま受け入れてしまう人が多いですが、これが毎日の腰痛や肩こりの原因になります。
  • 計算式である「身長÷2+5cm」を無視して、スリッパや靴を履いたショールームの感覚のまま高さを決めてしまうことが盲点です。

3. カタログの「便利グッズ」を自分の家事習慣と錯覚する心理

  • 「これがあれば便利そう」という収納パーツや機能は、メーカーが万人向けに作ったものです。自分のリアルな料理の手順や、持っている鍋の量といったソフト面にフィットするかを冷静に仕分けできていないことが原因です。

使いやすさ最優先!プロが本気で推奨するレイアウトとオプションの鉄則

注文住宅のキッチンを、限界まで効率的で、何年使ってもストレスのない神空間にするための具体的な自衛策を解説します。このポイントを設計士に伝えるだけで、使いやすさは格段にアップしますよ。

鉄則1:最も動線が無駄にならない「I型キッチン+横並び冷蔵庫」

調理中の無駄なカニ歩きや往復をゼロにする最強のレイアウトは、直線的な「I型(対面)キッチン」であり、かつ冷蔵庫をキッチンの「すぐ横(コンロとシンクの間からアクセスしやすい位置)」に配置することです。

食材を冷蔵庫から取り出し、シンクで洗い、まな板で切り、コンロで火を通すという流れが一方向へのスムーズな横移動だけで完結します。背面のカップボードとの距離(通路幅)は、すれ違いやすく引き出しも全開にできる95cm〜100cmを死守してください。これこそが、機能美を極めた黄金の寸法です。

鉄則2:予算を割いてでも絶対に入れるべき神オプションは「深型食洗機」

キッチン選びにおいて、予算を優先的に回すべきオプションは、海外製(ミーレやボッシュ)または国産(パナソニックなど)の「深型(フロントオープン型)」の食器洗い乾燥機です。浅型の食洗機はフライパンや大皿が入らず、結局手洗いが増えて時間を圧迫します。

深型であれば、家族全員分の1日分の食器と、調理で使った鍋やまな板まですべて丸ごと飲み込んでくれます。毎晩の「皿洗いという重労働」が人生から完全に消え去るため、この設備への投資は、単なる贅沢ではなく劇的な時間の買い取りになります。

鉄則3:手入れの命綱!ワークトップは「クォーツストーン」か「高品位ステンレス」

キッチンの天板(ワークトップ)の素材選びをケチると、数年でシミや傷だらけになり、毎日の掃除が苦痛になります。お勧めするのは、水晶を主成分とした「クォーツストーン」か、業務用でも使われる「エンボス加工のステンレス」です。

人工大理石のような熱やカレーの着色汚れへの怯えがなくなり、熱い鍋をうっかり置いてもびくともしません。傷や汚れを物理的に寄せ付けないハード面を手に入れることで、日々のメンテナンスの手間を極限まで引き下げることができます。

流行のデザインに振り回されず、毎日の「名もなき家事の時短」に投資する

注文住宅のデザインに熱中していると、どうしても「誰もが羨むような、おしゃれなアイランド型キッチン」に目を奪われがちです。しかし、どれほど美しいキッチンであっても、油跳ねがリビングを汚し、調理のたびに足腰が疲れ果てる設計になっていては、そこでの暮らしは決して心地よいものにはなりません。

本当に価値のあるキッチンとは、お洒落な雑誌の1ページのような姿ではなく、あなたが疲れて帰ってきた夜でも、流れるような動線でパパッと料理を終え、サッと拭くだけでピカピカに戻る「引き算の機能美」を持った相棒です。

目先のトレンドや、メーカーが仕掛けた高額な便利ギミックに振り回されるのはもうやめましょう。あなた自身が毎日どう動き、どう片付けたいかというリアルな暮らしのタイムラインに、キッチンの形を100%適合させること。この先回りした仕分けこそが、注文住宅で最高の満足度を手に入れるための唯一の正解です。毎日のキッチンタイムが心から楽しく、快適な時間になるような素晴らしい住まいが完成することを、心から応援しています。”

【カビの恐怖】注文住宅の水回りで絶対に選んではいけない「カビやすい」仕様と対策

ショールームのキラキラに騙された!我が家の浴室が「カビ栽培ルーム」になるまでの全記録

総社市で新築注文住宅に引っ越せば、毎日ホテルのようなお風呂でリラックスして、お掃除もサッと流すだけで済むはず!」……家を建てるときの私は、本気でそう信じていました。ショールームのまばゆい光の下で見た最新のシステムバスは、どれもピカピカで、汚れなんて一生縁がないように思えたからです。

でも、現実は甘くありませんでした。日本の夏は容赦なく蒸し暑く、水回りは油断した瞬間に「カビとの戦争」の最前線になります。どれだけ最新の換気システムを積もうとも、最初に選んだ「設備やカラーの仕様」そのものがカビの生えやすい構造だった場合、入居からわずか数年で、毎週末にカビキラーを撒き散らす不条理な毎日が始まってしまいます。

家づくりにおける本当の機能美とは、豪華なオプションを盛ることではなく、入居後のメンテナンスというソフト面の負担を極限まで減らす「引き算の設計」にあります。今回は、見た目重視で突っ走った私が新築3年目で血の涙を流し、そこから這い上がって見つけた「絶対に選んではいけない水回りの仕様」と本気の防衛策を、飾らない言葉でシェアしますね。

それは「全面ブラック」と「盛り盛りの収納棚」から始まった

形から入るタイプの私は、とにかく「カッコいいお風呂にしたい!」という一心で、壁パネルから床、浴槽にいたるまで、すべてをダークトーンの艶消しブラックで統一しました。さらに、家族全員のシャンプーや子どものおもちゃがすっきり片付くようにと、最初から壁にガッチリ固定されている「3段の樹脂製収納棚」と「大きな洗い場カウンター」をオプションで追加したんです。予算の器をしっかりと削って投資した、自慢のハード面でした。

ところが、いざタイムライン(新生活の流れ)が始まると、このこだわりがブーメランのようにストレスとなって返ってきました。まず、黒い壁と床は、カビよりも先に「白い水垢(ウロコ汚れ)」が恐ろしいほど目立ちます。焦った私は毎日お風呂上がりに必死で水切りをしていたのですが、今度はその拭ききれなかった水分が、備え付けのシャンプー棚の「裏側」やカウンターの「下の隙間」に溜まり、じわじわと黒カビを育てていたのです。

ある日、カウンターの下をのぞき込んだときの衝撃は今でも忘れられません。そこには、普段の視線からは完全な死角になった、びっしりと広がる黒カビの絨毯がありました。棚の隙間にはピンクのヌメリがこびりつき、掃除をしようにも動線が狭くて手が届きません。お風呂の端っこでカニ歩きのような不自然な体勢になりながらブラシを突っ込んでいるとき、情けなさと悔しさで頭の中が泥沼のようになりました。初期の薄いカビ汚れが黒い壁のせいで見え隠れし、気づいたときには手遅れ。浴室に入るたびに冷や汗を流すような毎日に、「なんでこんな掃除しにくい仕様を買い取ってしまったんだろう」と、本当にお風呂が大嫌いになりました。

カタログの「標準セット」を疑わなかった、私の3つの構造的盲点

なぜ、あれほど熱心に打ち合わせをしたのに、こんなカビ地獄になってしまったのか。後になって気づいた、図面とカタログに隠された盲点がこれです。

  • 「最初からついているもの」という思い込み: カウンターや棚はシステムバスの基本セットだと思っていましたが、実は「無し(マイナスオプション)」にできることを建築会社は教えてくれませんでした。
  • コーキング(ゴムパッキン)の露出量: カウンターや棚をネジ留めする結合部や隙間のゴムパッキンこそが、水分を吸い込んでカビが最初に根を下ろす最大の弱点になります。
  • 空気の淀み(デッドスペース): 浴室内に凸凹した障害物が多いと、いくら24時間換気を回しても風が通り抜けず、局所的に湿気がこもるエリアが生まれてしまいます。

カビを物理的に発生させない!私が我が家を大改造して行き着いた3つの鉄則

このままでは命が削られると思った私は、思い切って浴室のカウンターと棚をすべて工具で取り外すという力技に出ました(ネジ穴は防水シリコンで塞ぎました)。そこから劇的にお掃除がラクになった経験をもとに、これから注文住宅を建てるなら絶対に外せないプロ顔負けの防衛策を伝授します。

1. 棚もカウンターも「無し」仕様で発注し、すべてマグネットで浮かせる

システムバスを注文するときは、鏡、収納棚、カウンターをすべて「無し」にしてください。これだけでお風呂の凸凹が消え、カビの原因となるパッキンが浴室から激減します。

今のシステムバスの壁には内部に金属板が入っているので、市販の「マグネット式のボトルホルダー」がどこでもくっつきます。シャンプーや洗顔料はすべて壁に貼り付け、床や棚から「浮かせる」のが現代のディフェンス(自衛)の基本です。掃除のときは丸ごと外して壁をワイパーでサッと拭くだけ。カビが住み着く隙間そのものを無くしてしまうのが一番強いです。

2. 浴室内は「白・ライトグレー」にし、ドアは「開き戸」一択

見た目のブームに騙されてダークカラーを選んではいけません。カビの初期症状(うっすらとしたピンク色の汚れ)をすぐに見つけて退治できるよう、壁や床は「白や明るいベージュ、ライトグレー」で統一するのが鉄則です。

また、折れ戸の複雑なプラスチックレールは最もカビやすく掃除が不条理な場所なので、オプション代を払ってでもシンプルな「開き戸」に変えてください。ドアの外側にタオル掛けバーをつけておけば、バスマットも浮かせられるので脱衣所のカビ対策にも繋がります。

3. 洗面台は「壁出し水栓(ハイバックガード)」で先回りする

カビは浴室だけではありません。洗面台の蛇口の根元に水が溜まり、気づけばカリカリの汚れや黒カビがシリコンを侵食していくあの現象。これを防ぐために、水栓がカウンターから上向きに生えているタイプは絶対に避けてください。

選ぶべきは、背面の壁から水平に蛇口が飛び出している「壁出し水栓」です。水滴が重力でそのままシンクへ流れ落ちるため、根元に水が溜まることが根本的にありません。これぞ何年経っても手入れが不要な、本物の機能美設計です。

30年続く日常のタイムラインに、本当の居心地の価値を置く

インスタグラムで見る洗練された黒いお風呂や、凝った造作の水回りは、確かに一瞬の「映え」や優越感を与えてくれます。でも、家づくりの本当の成功は、引き渡された日ではなく、そこから何十年も続く日常の中で、いかにストレスなく気持ちよく暮らせるかというソフト面にあります。

目先のトレンドに命を削られ、わざわざ自分でお掃除の難易度を上げるようなハード面を買い取るのは本当にもったいないです。最初からカビが住み着く隙を与えないスマートな引き算を選択し、浮いた予算の器は、家族が一番長く過ごすリビングの無垢フローリングや高断熱窓に回した方が、はるかに豊かな暮らしが手に入ります。

毎日の水回りの掃除が驚くほど一瞬で終わり、いつでもカラッと乾いた清潔な空間で、家族全員が気持ちよく深呼吸できる。そんな、見えない部分まで洗練された本当の理想の住まいが完成することを、心から応援しています。”

ランドリールームは本当に必要?注文住宅の家事動線、リアルな答え

ランドリールームは本当に必要?注文住宅の家事動線、リアルな答え:なぜ「足し算の心理」で作った家事室は物置化するのか

総社市で新築注文住宅では絶対に天気を気にせず、洗濯物を一気に干せる専用のランドリールームを作りたい!」共働きで日々忙しいファミリーにとって、家事効率を高めてくれるランドリールームは、間取りの打ち合わせで最も熱望される空間の一つです。SNSで洗練された物干しスペースの画像を見ながら、「これさえあれば毎日の洗濯が劇的にラクになる」と夢を膨らませる(足し算の心理)のは当然のことと言えます。

しかし、ここに恐ろしい落とし穴があります。「家事ラクになりそうだから」と、実際の暮らしのタイムラインをシミュレーションせずに部屋を追加する足し算に走ると、入居後に冷徹な現実を直接突きつけられることになります。いざ暮らし始めてみると、「洗剤のストックを置く場所がない」「結局リビングで畳んでいる」「ただのジメジメした部屋になっている」という、予算の器をドブに捨てる地獄の不要空間に頭を抱えるケースは後を絶ちません。

家事動線の成否は、日々の暮らしのゆとりを決定づけます。限られた床面積のなかで、年中おだやかに笑顔で暮らし続けられる機能美をキープするためには、なんとなくの憧れを徹底的に削ぎ落とす「スマートな仕分け」と引き算が不可欠です。私が一度目の大失敗で冷や汗を流し、現在の家で完璧にディフェンス(自衛)した「ランドリールームのリアルな答え」と、失敗しないための鉄則をすべて公開します。

図面上の「家事ラク」が生んだ不条理!私が洗濯動線で経験した失敗とリベンジの全貌

「洗って干す」だけを考え、孤立した2畳の部屋で大失敗した過去の苦い記憶

かつて私が最初の注文住宅を建てたとき、「これからは室内干しの時代だ」と、北側の隅に2畳の専用ランドリールームを配置しました。換気扇を回しておけば勝手に乾くだけでなく、リビングに洗濯物が溢れないという足し算のメリットばかりを見て、大満足していたのです。

しかし、引き渡し後に暮らし始めてみると、その安心感が完全に不条理な現実へと変わりました。洗濯機から取り出してその場に干すまでは完璧でしたが、「乾いた後に畳んで、各個室のクローゼットへ運ぶ」という後半のタイムラインが完全に崩壊していたのです。重い衣類を持って階段を往復する不条理な動線を強いられ、結局はリビングのソファの上に乾いた服が山積みになる泥沼状態に。さらに、通風の計算を怠ったために部屋全体に生乾きの匂い(ノイズ)がこもり、毎日冷や汗を流しながら激しく後悔しました。

「部屋」の概念を引き算!「動線と収納」を一体化させた現在の機能美

この手痛い教訓を胸に挑んだ二度目の家づくりでは、独立したランドリールームという贅沢な部屋の足し算を完全に「引き算」しました。採用したのは、脱衣室・洗面所・ファミリークローゼットを一直線に繋げた、わずか3畳の「ウォークスルー型の洗面ランドリー」です。

リビングの天井高に合わせた240cmのハイドアを開けると、キッチンから一直線でアクセスできる先回り設計にしました。無駄な仕切り壁を排除したことで、空気の流れがスムーズになり、エアコンの風も届くため驚くほど早く服が乾きます。さらに、乾いた服はハンガーのまま、隣のファミリークローゼットへスライドするだけで片付けが完了。「部屋を作る」のではなく「動線を繋げる」スマートな仕分けをした結果、総坪数を減らして予算の器を守りながらも、家事時間を劇的に短縮する最高の機能美を勝ち取ることができました。

なぜ、どれだけ考えても「使いにくいランドリールーム」になってしまうのか?

なぜ、多くの人が「家事動線を重視した」と言っているのに、入居後に洗濯ストレスに悩まされるのでしょうか。その裏には、住宅業界の「家事室ブーム」の罠と、人間の「静止画の錯覚」が大きく関係しています。図面を見ているときは「干す場所」ばかりに目が向きますが、実際の洗濯は「洗う・干す・乾かす・畳む・しまう」という一連の連続したタイムライン(動画)だからです。

家事効率を左右する「脳のストレス」のメカニズム

  • 作業の細分化による疲弊: 「洗う場所」と「干す場所」と「しまう場所」が壁で細かく区切られているほど、人間は生物学的・科学的にも無意識に移動ストレスを感じ、家事が面倒になります。
  • ハード面とソフト面の仕分けミス: 後から絶対に動かせない「配管と部屋の配置(ハード面)」を軽視し、「最新の乾燥機やおしゃれな物干し金物(ソフト面)を付ければなんとかなる」と考えてしまうことが失敗の根本原因です。
  • 湿気と空気流動の計算不足: 陽当たりばかりを気にして、湿った空気を逃がすための「空気の通り道」を先回りして設計していないため、部屋がただのサウナ状態になってしまいます。

ランドリールームで後悔しないための設計ルールと鉄則5選

限られた予算の器を最大限に活かし、入居後に「本当に作ってよかった!」と脱帽するためのコスパ最強の洗濯動線のルールを伝授します。

  1. 「ファミリークローゼット」と必ず隣接させる: ランドリールームを単体で独立させるのは絶対にやめてください。乾いた服を「畳まずにハンガーのまま3歩でしまえる」距離にクローゼットを先回り配置することこそが、最大の家事時短の防衛策です。
  2. 「乾太くん(ガス乾燥機)」を導入して部屋の面積を引き算する: 予算の器に余裕があるなら、広いランドリールームを作る建築コストを削り、その浮いたお金でガス衣類乾燥機を導入してください。干すスペースそのものを大幅に引き算できるため、部屋の坪数を減らせて結果的に数十万円の減額が自動的に成立します。
  3. 天井高250cmに馴染む「アイアン一本バー」の機能美:昇降式の複雑な物干し竿は、見た目のノイズになるだけでなく故障のリスクもあります。天井に頑丈な黒の下地を仕込み、天井ジャストの高さに見合うシンプルな黒のアイアンバーを固定で設置するのが、最もコスパ最強で美しい選択です。
  4. 「幅60cm・床から高さ25cm」の作業カウンターの先回り: アイロン掛けや服を畳むためのカウンター。ハウスメーカーに高額な造作を頼むのではなく、市販の無印良品などの衣装ケース(床から高さ25cmの倍数)を並べた上に、幅60cmのカウンター天板を乗せるだけの設計にスマートに仕分けします。コストを浮かせながら抜群の収納力が手に入ります。
  5. コンセントは「サーキュレーター用」に天井付近と足元に設置: 室内干しを成功させる鍵は風です。壁の目立たない位置(床から高さ25cm)だけでなく、壁掛けサーキュレーターを設置する可能性を見据えて、首振り時にコードが邪魔にならない高い位置にも先回りしてコンセントを仕込んでおくのがプロのディフェンスです。

これからの10年、20年をずっと愛せる家にするために

家づくりにおける本当の成功とは、SNSで見かける華やかな「家事専用ルーム」というブームの見た目に命を削ることではありません。10年、20年という長期的なタイムラインを見つめたとき、本当に価値があるのは、日々の家事の中に無駄な移動やストレスが一切なく、空気のように自然にこなせる「機能美」のある動線です。

「あったら便利そう」という足し算の誘惑を一度フラットにし、自分たちのリアルな毎日の洗濯ルーティンに焦点を当てた「賢い引き算」を今すぐ敢行してください。構造や動線(ハード面)にはしっかりと予算の器を使い、不要な壁や建具(ソフト面)を賢くスマートに仕分けすること。このディフェンスを徹底すれば、無駄な建築コストを抑えながらも、年中おだやかに笑顔で暮らし続けられる最高の我が家は必ず完成します。あなたの新しい住まいが、日々の家事から解放される、心からリラックスできる素晴らしい場所になることを、心から応援しています。

築48年のマンションの水回りリフォーム

1.水回りのリフォームをしたきっかけ

我が家はメゾネットタイプの築48年のマンション。設備はとても古く、特に水回りは色々不便を感じていました。トイレの水を流すたび、便器周りの後ろに水漏れが出てきたのをきっかけに、さすがに田原市でリフォームを決意しました。

2.思わぬプラン変更

洗面所が廊下にあるタイプのマンションで使いづらかったので、予定はしていませんでしたが、この際、洗面所とお風呂もリフォームすることにしました。これが大正解で、トイレのドアの位置から洗面台の位置まで大がかりな変更となり、予算もかなりオーバーしましたが、築48年の古いマンションの水回りが嘘みたいに変わりました。

3.やってよかった水回りまとめてリフォーム

結果的に、お金はちょっとかかりましたが、長年の家族の不平不満が解消されて、大満足の結果となりました。お風呂場と洗面所が続きになり、生活動線がとてもスムーズになりました。今まではトイレのドアとお風呂のドアが対面になっていて、とても使いづらかったのも解消されました。トイレも劇的にキレイになり水漏れももちろん無くなっただけでなく、掃除が楽になったのが何よりも嬉しいです。毎日使う水回りはキレイで使いやすいとやはり気持ちがいいものです。

将来的に考えるリフォーム

●家族生活の変化


現在は4 LDKのマンションに娘2人も含めた4人の生活です。娘たちが独立したときにはぜひとも家内と2人で30年以上をゆっくりできるリフォームを考えたいと思います。快適さ、そして趣味をいかに楽しむかを目的としたリフォームです。 

●趣味を楽しむためのリフォーム


私が考えるリフォームは何といっても、1部屋を防音、または吸音にし、85インチの壁掛けテレビを設置。趣味であるスポーツ観戦、競馬中継、映画鑑賞を楽しむようにしたいと思います。もちろん、部屋全体が音響効果が出るような加工もぜひとも試してみたいです。家内と2人で十分に楽しむことができるような正しくホームシアターが理想です。自宅にいながら映画を楽しむ、こんな素晴らしい趣味はありません。 

●快適さ


大幅なリフォームは難しいと思いますが、お風呂は大きく変えていきたいと思います。浴槽を少しでも大きくすること、冷暖房を完備し、より長時間お風呂で楽しむことができること。さらには、照明設備まで整えて自らの希望で照明を付け替えながら入浴時間をフルに楽しむことができるようにしたいと思います。